New!!冬号|・夏号|・春号

●編集後記
あと10日余りで20世紀も終わります。
と言っても一日過ぎれば、また同じような日常の繰り返し。と思いつつ、今世紀の内にやってしまわなければ、と年末の慌しさの中、必死に原稿を書いています。
何に付けても、枕詞のように『千年に一度』。
そしてなんとなく新世紀には希望を抱いてしまいますよね。
今年は思いきって(店を閉めて)英国へホームステイしてきたことが、私にとっては本当にプラスになりました。 昨年は公私共に本当に色々なことがあったので、海外へ出て自身の転機にしたい、という希望はあったのですが、家族の理解、協力のおかげで実現することができました。
来年からは、ハーブショップ経営、ハーブコーディネーターのほかに英会話教室講師の肩書きが加わります。 ハーブ教室の内容も単に『ハーブの利用法』をお教えするだけではなく、バックグラウンドの英国の文化をもご紹介したいと計画しています。
英会話教室では英語を教えるだけではなく、『英国のライフスタイル、文化』そして身近にある『ハーブ』も教えていきたいと思っています。
21世紀は『英語』と『ハーブ』に関わりながら『教えながら学ぶ』と言うスタンスで人生の後半をゆっくり歩んでいきたいと願っています。
(直子)

英国へ行って来ました
去る10月7日から15日までわずか一週間余りの短い期間でしたが、長年の夢であった『英国でのホームステイ』を実現する事が出来ました。
渡英は97年のガーデンツアーに次いで2度目ですが、今回は計画、旅行会社とのコンタクト、手続き、出発から帰国まで全て一人で行いました。
今振り返ってみると我ながら少々冒険でしたね。
今回は目的が語学研修でしたので、前回ほどガーデンを訪れる事は出来ませんでした。
しかしわずかな自由時間を利用して2〜3ヶ所見る事が出来ました。
また、日本人同士のツアーでは絶対に知る事の出来ない英国の普通の人々の暮らしに触れることが出来ました。
知り得た事はごくわずかですが、この紙面で皆さんにもお伝えしましょう。

【コッツウォルズ地方でホームステイ】
ステイ先はチェルトナム(ロンドンから車で3時間コッツウォルズ地方の西側人口16万人の都市)郊外のハサレイ通りに有るニューマン家。
元建築会社重役のジョン、元ファッション関係のバイヤーだったパトリシア、60代後半のご夫妻。
ジョンはユ−モア(英国式の)があり、しょっちゅう人を笑わせている面白い人。
パットは本当の年齢を知るまでは50代前半かな思ったくらいおしゃれでエネルギッシュな女性。
二人とも細やかに気を使ってくださり、フレンドリーで明るい方たちでした。
初日ニューマン宅についたのは夜9時すぎでしたが、「部屋を案内する」と言われ、ダイニング、キッチン、ゲストルーム、バスルーム、そして夫婦の寝室まで見せてくれました。
これは当たり前の事らしく、その後彼女の友達の家でも、親戚の家に始めてお邪魔したときも、まず最初に全ての部屋を見せてくれるのです。
我が家では絶対に出来ない事ですね。
どの部屋も家もすっきりと美しく、壁面には絵や写真、絵皿などがセンス良く飾られていました。
余計なものは置かないのでしょうか。
どうすれば毎日あのスタイルを維持できるのか、謎です。

【食事について】
イギリスの食事は一般に美味しくないと伝えられています。
しかしパットは大の料理好き、また私自身がハーブやスパイスなどの香りに慣れている事もあってか、総じて美味しくいただく事が出来ました。
日曜日のランチは近くに一人で住んでいるパットの母親エドナも呼んで、ちょっとしたご馳走でした。ローストポークにグレイビーソース、アップルソース。それと、カリフラワー、ニンジン、ムラサキキャベツなどの温野菜。最後のデザートに、どんぶりくらいの器に、あつあつのアップルクランブル、その上にフルーツ、さらに甘い甘いカスタードクリームをかけたものがドーンと登場したのには少々参りましたが。
お料理にはタイム、オレガノ、バジルなどが使われていましたが、パット自身は香りが苦手。(ジョンが大好き)彼女いわく、英国の主婦の約60パーセントが日常的にお料理にハーブを使う。英国人全てがハーブ好きではないのですね。

【英国の紅茶】
実際に話してみるとお互い間違った情報を鵜呑みにしていたりします。「侍がいるか」とは聞かれませんでしたが、「日本人は毎日寿司が食べられていいね。」とは言われました。
同様に私も「英国人は紅茶が大好きで一日中飲んでしかもアフタヌ−ンティーの習慣があるので食事は殆ど作らない。」と信じていました。
「とんでもない!アフタヌーンティーが毎日なんて。いまどきそんな暮らしができるのは貴族だけよ!」「今は皆忙しいからね。友達が来たり特別なときだけだね、アフタヌーンティーは」と夫妻。
それにつけても英国の紅茶の美味しくないことといったら!色つきの味も香りも無いコーヒーといったところ。外出先のティールームの紅茶も同様。美味しく思えたのはアールグレイくらい。
好みもあるかとは思いますが一体誰が言ったのでしょう。世界一美味しいなんて。前回も薄々感じていましたが、今回は確信しました。紅茶にはやはり日本の水道水(軟水)で入れるガネッシュの新茶の紅茶が一番。
ではコーヒーが美味しいかというと、これも頂けない。やはり味も素っ気も無く、ひどく薄い。
ステイ先では日常的にはコーヒー。(しかもインスタント)紅茶はこちらで頼まない限り出てこない。今や入れ方の簡単なインスタントコーヒーのほうが家庭では人気らしい。
唯一美味しかったのは夫妻の友人、南アフリカから移住してきたというマーニ−夫妻の家で頂いたネスカフェのインスタントコーヒーでした。

【スーパーマーケットは面白い】
郊外へ行くとあちこちにガーデンセンターがあります。その規模、種類の豊富さは日本と比べ物にはなりませんが。10月になるとワンフロアがクリスマスにちなんだコーナーになります。
球根がネットに無造作に50球、100球と入れられて500円くらいで売られていました。
種子は日本と同じ200円前後。
ただハーブのコーナーが思ったよりも小さくて、がっかり。
種類も2〜3種類。ローズマリーやタイム、セージ、ラベンダーくらいで、季節も秋のせいなのか、それとも英国でもハーブの人気は一段落といったところでしょうか。
その国のスーパーマーケットも覗いてみると楽しいですよね。
野菜の種類が豊富で、タマネギや、レタス、キャベツ、トマト、ポテトだけでもそれぞれ何種類もあるのです。肉は安く、ウサギ、ダック、ターキーなども。丸ごとのダックやチキンにハーブや野菜がそのままくくりつけられて、オーブンで焼くばかりのものも売られていました。
魚も思ったより沢山の種類がありました。タラ、サーモン、トラウト、レインボウトラウト、イワシ、サバ、ニシン、カレイなど。とにかく食材は豊富です。
近所の小さな郵便局も楽しかった。郵便を扱うスペース半分。残り半分は駄菓子屋and文具店。午後になると近くのプライマリースクール(小学校4〜11才。親の送り迎えつき)の子供たちでごった返します。こういう所で以外に面白いお土産が見つかりますよね。

【オクスフォード一人歩き】
唯一の自由行動の日、オクスフォード散策。
朝から緊張気味。何せものすごい方向音痴の私。一人で歩けるか不安。しかし、たよりになるのは自分だけ。急行バスで片道1時間半。しかも一日の本数は限られているので、滞在できるのは正味3時間。
目的をボタニックガーデンに絞り、まずはクライストチャーチ大学のウォルドガーデンから。
オクスフォード植物園は1年中開園されており、入場料は無料です。
1621年に薬用植物園として作られた、恐らく英国で最も古い植物園です。広さ約4万平方メートル。約8,000種類の植物を保有しています。
訪れたのが10月、春より咲く花の種類は少ないのですが、それでも未だ様々な種類の花を見る事ができ、何より葉の色(紅葉)の美しさ、そして伸び伸びと育ったハーブたちに出会えました。

【美しき遺産サドリーキャッスル】
チェルトナムからそう遠くないコッツウォルズ丘陵のウィンチカム村にあるサドリー城には、クイーンエリザベス時代のノットガーデンが今も当時の形のまま残されています。
のんびりと羊や牛が草を食む牧草地帯。
まるでそこだけ時が止まってしまったかのような古い城。今にも崩れ落ちそうな城壁。大きなユウのヘッジに囲まれた16世紀の庭園。
この城の歴史は10世紀に遡りますが、その後チューダー王朝の所有となり、チューダー王朝縁の城として知られています。
城の中には、ヘンリー8世と彼の多くの后の肖像画、エリザベス1世訪問時に使われた銀の食器、クロムウェル将軍の鎧、チャールズ1世の幼少時代に使われたベッドなどが展示されています。
この城はハリウッド映画の撮影にも良く使われるそうです。
ここを訪問した有名スターの写真、現女王の幼少の写真も飾ってありました。

【英国に恋して】
300年以上前に建てられた石造りの家並み、のんびりと動物たちが点在する広い牧草地、まるでそこだけ時代から取り残されたようなコッツウォルズ丘陵の風景。
何色にも変化していく葉の色、行く秋を惜しむかのように鮮やかに花咲く植物たち。
そして親切で思いやりのあるニューマン夫妻のおかげで、今回の英国滞在も素敵な思い出になりました。
帰国した途端、また訪ねたいと思ってしまうのは英国に恋した証拠でしょうか?
こうして思い出して文章に綴るだけで、心は彼方へと飛んでいきそうです。
いつの日か、またあの美しい風景そして優しい夫妻に会いに行きたいと思います。
(直子)

私のラベンダーガーデン物語ダイジェスト版
1986年、大河原町の青年有志(当時私も青年?)7名ではじめた「町興し」。様々な議論の中から、象徴に「ラベンダー」を選んだ。事業コンセプトは「魅力ある農文化で地域振興を」である。 紆余曲折を経て残ったのが「ラベンダーの苗1万株」を町に寄付する事だった。この選択で、夫婦離別の危機を招いてしまったのだが。熱い会話を重ね、何とか切り抜ける事が出来た。 14年経た今、結果的に私(遠藤)個人でやる事になってしまった。これから続く「物語」の方向や結果は、私にもわからないが、様々な魅力ある「ドラマ」が生まれる事を信じて続けることにした。
1999年10月29日(土)
ガーデン予定地の地権者8名と4回目の打ち合わせ会を、半年振りに実施した。 予定地の地権者は14名、欠席者は6名、延べ26000uの畑を借りる説明会である。欠席されたのにはそれなりの理由があると思われ、前途多難な予感。考えてみれば、この計画は今から10年ほど前に町に提案したときから、苦難続きであった訳であるから、何をいまさらと言う気がしない訳でもない。 11月13日に賃貸契約をする事で、その日の会合は無事終わった。その時どうゆうリポートが書けるか今から楽しみである。
2000年1月30日(日)
急きょ起工式をする羽目になってしまった。 1月16日、地区民全員に「ラベンダー園事業」の説明会を実施、快く受け入れられたと思う。その後は例によって、永遠5時間にも及ぶ大宴会。こう度々続くとさすが参ってしまう。地元に溶け込むには仕方ない事なのか。ちなみに私は「酒」は殆どだめである。宴会のテーマはラベンダー園、地域や農業の活性なので絶えられるのかもしれない。その時の話で、長老の一人が「今は土用なので土を動かす事が出来ない」と言い出した。寝耳に水である。何故なのかと問い直したところ「昔からそうだ」との答え。一同静かになってしまった。しばらくの沈黙の後、「お払いをすれば良いのではないか」の一言に皆が賛同。そんなわけで「地鎮祭・起工式」のシナリオが出来あがってしまった。
2000年5月21日(日)
  ラベンダー苗の植え付け。 朝5時起床、外は強い雨が降っていた。今週1週間は5時に起き、苗の準備をしていたので少々眠い。ラベンダーの苗の植え付けは、5/17と5/19日に地元住人10名ほどに手伝ってもらい、畑全体の80%をすでに終えていた。残り20%を今日の作業分として(作業時間:約1時間分)、後は懇親会を終わるまで、が今日の予定であった。
2000年6月16日(金)
  ラベンダーが枯れました。 6月に入って、予想外の日照り続き、5月に植えたラベンダーが一部枯れ始めました。その数およそ1000本。全体の約5%。ある程度予想していたとはいえ、雨に頼った植栽計画、思わぬところにほころびが出てきた。
11月10日
  畑のラベンダーが咲きました?。…ん? 何かの間違いでは? 異状気象? 造花でしょう? 冗談でしょう?ラベンダーは初夏の花と聞いていますが? いえいえそんな事は有りません。今年5月に畑に植えた30種のラベンダーの内、10種類は秋にも花が咲くのです。 その中の4種は、何と1年中咲いています。
11月27日
NHK仙台TV取材。 pm6:27の実況中継に向けてリハーサル。 3度のリハーサルで、一同緊張でコチコチに。本番で、果たしてうまく行くのだろうか心配。当初の笑顔は消えてしまった。 5分の中継に5時間の撮影準備という大イベントだった。本番はうまく行ったでしょうか?出演している当人たちは、見ることが出来なかったので、感想などあったらぜひメールを下さい。
(慎一)

●ハーブガーデン夏便り
〇庭を持つ母は大変!?
照りつける太陽、伸びに伸びた雑草。水をあげても次々と乾いてしまう鉢物。いやはや毎年のことながら一日数回の水遣り、そして蚊に刺されながらの草むしりで夏は終わってしまう。それでも二人の息子(中1と小6)が手伝ってくれるので大助かり。ある夕方一緒に草むしりしながら「こうしてみると庭を持つって大変なことだよね」と私。すると彼らいわく「庭を持つ母を持つほうが大変だよ―」ちなみに我がハーブガーデンの広さは約200坪。イギリスではスモーレスト、ガーデンの部類に入りますが。

〇トマトが大収穫
ことしはじめてトマトを庭に植えた。バジル、イタリアンパセリ、ワイルドストロベリーと、ミニトマト、パスタトマト、ピーマンとでキッチンガ―デンを作った次第。ところでトマトがあんなに伸びる植物とは知らずビックリ。堆肥を漉き込んだお蔭で、次々と花が咲き、なるわなるわ、毎日スーパーで売っている3パック分くらい取れます。雨の少なかったせいか、初心者にしてはパスタトマトも大成功でした。

〇8月はベリー類の実る季節
ブルーベリーが今にも枝の折れそうなくらいたわわに実る。ブラックベリーも毎日黒くなり熟する。庭のアーチに絡まる10数年来のブラックベリーは、肥料不足のせいかそれとも年を取りすぎたのか、今までで一番実が少ない。それでも毎日小さなかご一杯分くらいにはなる。真っ黒な実に砂糖を入れ、煮詰めると、美しい緋色のジャムになる。少し種が気になるが、自然の酸味があリ美味。
数年前この樹がまだ若く、実がたくさんなっていた夏は、収穫する暇もないくらい忙しく、近所の子供たちに取らせるがまま、或いは熟れすぎてポタポタと地面に落ちて無駄にしていたものだった。実がもうならなくなってきた今頃、時間が十分取れるようになったというのは何とも皮肉な話である。

〇夏休みは読書三昧
普段は仕事や雑事に終われているが、夏休みくらいは本を読もう。忙中閑あり。たとえば英国の児童文学にはたくさんのハーブや植物が登場して興味深い。(それを教えてくれたのは古くからのお客さまでもあるRurikoさん)アリスンアトリーの『時の旅人』はハーブファン必見です。英国のカントリーサイドというロケーションに随所に様々なハーブたちが脇役で登場。主人公の少女は現代と500年前の英国を自在に行き来する。冒険あり、淡いロマンスあり。実在した歴史上の人物も登場する。英国の歴史にも興味が沸いてくる。昔、子供の頃『秘密の花園』や『ナルニア国物語』を読んだ時の、あのときめきを再び。感動できない大人にはなりたくないですよね。もう一冊ミヒャエルエンデの『モモ』ハーブにはあまり関連ありませんが、忙しい現代人、大人たちにこそ読んでほしい。(直子)

〇ジャパンハーブソサエティー仙台支部のご紹介
JHS仙台支部発足のご報告
去る4月16日、仙台市アエルビル6F−2B会議室にて発足会が行われ、正式にJHS仙台支部がスタート致しました。仙台市部のメンバーは、宮城県内は勿論、お隣の山形県、岩手県からの参加者もいらっしゃり、実質には『東北支部』の役割を担っていく事になるでしょう。またメンバーの顔ぶれが実に多彩である事もこの支部の特徴です。ハーブ関係者は勿論の事、造園業の方、マスコミ関係の方、お医者様、大学教授、教員、行政関係の方というように、これだけの人材がそろっていれば今後非常に住実した支部活動ができるものと思われます。さて、当日は発足会に続き、本部より高橋良孝氏をお迎えし、ハーブだけに留まらない、興味深くためになる植物のお話を伺う事が出来ました。続いての懇親パーティーも大変楽しい和やかな雰囲気で行われました。記念すべき2000年に発足した支部として、21世紀に向いハーブ(植物)と人との関わり方を模索しながら、本格的な活動を行って行く所存です。東北(仙台)からの情報発信に乞うご期待!
(JHS仙台支部副支部長 遠藤直子)

仙台支部の主な活動
4月16日:発足総会
7月7,8日:ハーブサミット参加
9月4,5日:館が森アーク牧場ハーブセミナー
10月15日:東和町園芸療法講演会

ジャパンハーブソサエティーは1984年(昭和59年)8月2日《ハーブの日》に設立したハーブ愛好者、利用者のための全国組織です。その会の目的は、
1.ハーブの愛好者.研究者.利用者の交流
2.ハーブの周知.啓蒙.普及活動
3.ハーブに関する知識.情報の収集.整理
4.内外のハーブ関連機関との折衝等
です。

この目的に賛同の方はどなたでも会員になれます。本部は東京にありますが、このたび仙台支部ができましたので、東北のハーブ愛好家にとっては、情報交換、交流などがより身近に便利に行えるようになりました。JHS仙台支部に入会ご希望の方は
入会金3,000円、年会費 10,000円 郵便振替02260−1−46069
ジャパンハーブソサエティー仙台支部宛てにお振込み下さい。入会された方には会員証と、その月から会報誌The Herbsをお送り致します。
JHS仙台支部事務局:Tel,Fax:022-243-6308

〇ハーブクッキング(6月のハーブ教室から)
ローズマリー風味のラムチョップ
材料(4人分)
ラムチョップ(子羊の骨付き肉)12本、ローズマリーのみじん切り大さじ2杯
ニンニク一片 塩 コショウ少々、オリーブオイル少々 赤ワイン、しょうゆ少々
作り方
1.肉をたたき、柔らかくし両面に塩胡椒する。
2.ローズマリーのみじん切りを肉の両面につける。
3.オリーブオイルをフライパンに入れニンニクを焼く。
4.ニンニクは焦げないように取出しておく。
5.肉をいれ、強火で両面がいろつくまで焼く。
6.皿に盛りつける。
7.フライパンに残った油を少し残して強火にし、赤ワインとしょうゆを加え、ひと煮立ちさせ、盛りつけた肉にかける。

〇インフォメーション
ブルーベリー収穫しました。
無農薬、採れたてブルーベリーを急速冷凍。
特価600gを1,000円でおわけします。
店頭にてお申し付け下さい。売切れ次第販売終了。

〇公開講座のお知らせ
単発の講座(ドライフラワー、アロマテラピー、ハーブ染めなど)をしてほしいとのご要望を皆様からよく頂きます。しかし周知のとおり現在はスタッフを抱えず一人で切り盛りしているため残念ながら年間のハーブ教室運営で手一杯というのが現状です。
そこで今年度最終の全クラス合同のハーブ教室を公開講座とさせていただき、興味のある方に単発で参加していただこうと思います。

テーマ:X'masクラフトとハーブ料理
日 時:12月3日(日)10:00〜
場 所:欧風レストランレピナール(大河原町)
参加費:5,500円前後(予定)
詳細は11月以降お問い合わせ下さい。

〇営業日のお知らせ
8月以降は、木、金、土、日のみ営業します。(月〜水、ガーデンはご自由にご覧下さい)

〇冬期休業のお知らせ
年内の営業は12月3日(日)まで。12月4日〜来春3月まで休業します

〇バーゲンのお知らせ
12月1日〜12月3日の3日間セール致します

〇編集後記
毎年通信の夏号は夏休みの宿題です。しかし宿題というものは、やらなくては!と毎日頭のどこかにこびりついてはいるものの、やる気が起こらず、とうとう最終日を迎え慌ててやる、というのが常ですよね。というわけで、皆さんのお手元に届く頃はすっかり秋風が吹いていることでしょう。ともあれ仕上げました!(直子)

〇増刷しました
昨年刊行致しました遠藤直子著『ラベンダーの香る町から』みやぎハーブだより
ご好評につき、500部増刷いたしました。宮城県にあったハーブの育て方、冬越しのさせ方、ハーブの利用法など、初心者の方にもわかりやすくまとめてあります。まだ読まれていない方、前回買い逃した方、お友達に差し上げたい方、是非この機会にお求め下さい。自費出版のため書店には置いてありませんので店頭または通信販売にて直接お求め下さい。
定価2000円(送料210円) 郵便振替口座 No02200-9-43847遠藤直子


●蔵王ハーブファーム 3月19日リ・オープン
長らく休業し、ご迷惑をおかけしておりましたが、来る3月19日(日)より、通常営業致します。 何か変化を期待なさっている方もいらっしゃるかと思いますが、あまり変わってはいないかもしれません。 むしろ、"原点に戻る"つもりで店を開けます。 植物を育てる心豊かさ、ハーブを育てたり、利用する楽しさ、そんな事を少しでも感じる事ができる空間であり続けたいと願っています。 ティールームも原点に戻ります。パスタもお出ししていた時期もありましたが、『季節折々の庭を眺めながら一杯のティーをこころゆくまで楽しむ』『自分だけの豊かな時間を過ごせる』本来のティールームに戻ります。 "ブーム"といわれた時期もすぎ、これからは本当にハーブの好きな方たちがいらっしゃる店になることでしょう。 今までよりも事業を縮小し、スタッフも少なくなりましたので、行き届かないところも多々あるかと思いますが、私自身も腰を落ち着けて、じっくりとハーブに取り組んでいくつもりです。 皆様、末永くお付き合いください。
(直子)


蔵王ハーブファームの1年
小さなガーデンですが、四季折々に変化があります。ハーブに合わせての1年の流れをお知らせします。 お出でになるときの参考になさってください。

4月 芽吹きの季節。早春の球根植物が咲き始める。
ハーブ教室開講。
5月 ハーブを育てるベストシーズン。種子,苗の種類充実。
下旬ハーブの花開花のベストシーズン。
6月 上旬がお薦め、オールドローズとハーブの花たちのシンフォニー。
中旬ラベンダー早咲き(紫色の濃い種類)開花。
7月 ラベンダーの季節!ラバンディンシールが町中で咲き乱れます。
中旬頃までが見ごろ。
8月 暑さでハーブも疲れ気味。水やりと草取りに追われるのみの日々。
ブルーベリーの収穫。
9〜10月 少しずつハーブたちも元気を回復、生き生きしたグリーンに。
秋色のガーデンも美しい。秋のクラフトシーズン。
11〜12月 クリスマス近し。ハーブで香りのクリスマスを!
冬のアロマテラピー。ハーブ染めなど。
1〜2月 ハーブに合わせてガーデンもお店も一休み。
3月 春本番。蔵王ハーブファームオープン。

新たな「ラベンダーガーデン」着工
平成14年開園に向けて、1月30日に地鎮祭をおこない、そろそろとスタートしました。 ここにくるまで、長い年月と様々な出来事があり一言では言い尽くせない感があります。
大河原町のラベンダーは、平成1年に構想を立ち上げ、様々な人と様々な議論を交わしてきたが、結果はうまく進まず、平成3年に約1万株のラベンダーを町に寄付する事で今日のラベンダーの町大河原が出来たのです。 しかしそれ以上の進展は何も無く、むしろ後退する意見が出てきたため、新たな展開を模索するために、平成9年から活動を再開し、11年11月13日に農地の賃貸契約までこぎつけた。
広さは約20,000u、街から西へ4km、古い集落が点在する魅力的な丘である。地元の住人の支持を得ることが出来たのは何より心強い、この信頼関係を裏切ってはならないと身がしまる思いである。   今年5月中旬にラベンダーの苗の植付けを計画している。全体で15,000株程予定しているので、興味のある方はぜひ参加してほしい。 親子でピクニック気分で参加するのもいいかもしれない。日程が決まり次第お知らせします。メールなど頂けたら大変ありがたい。
またこのラベンダー畑造りに関して、個人的にリポートを作成している。タイムリーに作成しているので進行状況が解かる内容となっている。 こちらもメールを頂ければ添付して送るようにしたいと考えている。筆者としては「苦楽」が表現できればと願っている。
(慎一)