<蔵王ハーブファーム>
今年の春、蔵王ハーブファーム・オーナーの遠藤直子さんがイングランド中央部のコッツウォルド地方とロンドン近郊の名園を訪ねる旅をしてきました。 今回はそのガーデン紀行をお伝えします。
海外で、公園と名のつく場所は、広大だ。リージェンツパークは、290エーカー(約35万坪)。 ロンドン市内は、一棟の建物に二世帯がすんでいたり、フラット、マンションなどが多く、故に、庭がないか、あっても非常に狭く、また、都会に住む人々は、何より時間がない。 しかし、これだけ広く、素晴らしい公園(ガーデン)が、間近にあれば、それで事足りるのであろう。 ローズガーデンは、中央のモダンローズは、まだ咲いていなかったが、道なりに沿った、いわゆるボーダーは、すべてオールドローズ、またはイングリッシュローズで、その種類の豊富さに、感激した。
北はストラトフォード.アポン.エイボン、南はバース、東はオックスフォード、西はグロスターシャーに囲まれた約150kmに及ぶ、なだらかな丘陵地帯をコッツウォルド(羊小屋のある丘の意)と呼ぶ。※注:都市名ではない この地方は、イングランドで最も美しい田園地帯。古くから交通の便が悪く、開発を免れ、ライムストーンと呼ばれる石で作った、何百年も前の建物が、今もそっくり残る。まるでそこだけ中世の村。 ハチミツ色の石造りの家、その外壁に伝う植物の、見事なまでの美しさ。普通の人々の庭が、本当に美しい。どこを撮っても絵になる。
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蔵王山の中腹まで紅葉がおりてきました。 例年より早いような気がします。 今年はガーデンの除草に手がまわらなくて、ついつい荒らしてしまいました。 |