●フロム蔵王 四季の便り<1999.APRIL>

フロム蔵王にも春が!

春は一気にやって来る。鳴呼!忙しい。
●3月下旬、雪解けとともにまわりは一気に春めいて、ふきのとうが芽を出し、水仙が土から顔を だす。雪の覆いがなくなったせいで、やたら汚いところが目につく。といっても今年は雪が少なく 、いつもだったら奥に住む後藤さんへの行き来が寸断されるほどの吹きだまりができ、雪かきに汗 を流さなければならないのだが、そんな苦労は一度もなかった。それでも寒さだけは厳しく、冬の 間水抜きしていた水道の元栓をひねったところから水が吹き出す。塩ビパイプが破裂している。修 理し完璧に直したと思って元栓をひねるのだが、思いがけないところからまた水が吹き出てる。古 い塩ビパイプを使ったツケがまわったのだろう、あちこちに亀裂が入っている。まるでイタチごっ こである。
畑の準備をしたり、壊れたところ直したりと冬の間何もしないでいた分だけやらなければならない ことが一気に押し寄せる。
春に向かうスピードは待ってはくれません。 地面を注意深く覗くと、種が飛び散って発芽したカモミールなどのハーブの苗があちこちには びこり、ウグイスが喉を競い、すでに春は確実に動きはじめている。

池の行方
●フランス鴨たちにとって欠かせない生活の場でもある池。今年の冬は雪が少なかったこともあり 、池に注ぐ水量も少なかった。土手が崩れ、陸化が進み底をさらけ出した池。このままではただの 水溜り同然となってしまう。壮大な池の計画の前にまず、今までの池をどうにかしなければなら ない、水が入る前に・・・。ということで急遽対策を練り行動が開始された。さしあたり既存の池改修 作業に取り掛かることになりました。時期的な問題もあったので業者の手を借りての作業となっ てしまった。
昨年より2まわり位大きくなった池。中央の島はフランス鴨の小屋。 大きくなった池のほとりでくつろぐ鴨たち。池のまわりには土止めに古タイヤを利用。
すでに大体の作業は完了。水深は1メートルもないかもしれないが、ボートを浮かべられるは ず。また、魚を放せば釣りもできると思う。後はみんなの工夫でどんな池になるのか?