低温殺菌牛乳 200ml・1000ml 詳細データ
低温殺菌牛乳200ml 低温殺菌牛乳1000ml

栄養成分表100ml 当社調べ
エネルギー65kcal たん白質3.2g
脂質3.7g糖質4.8g
ナトリウム52mgカルシウム103mg

成分無脂乳固形分8.4%
乳脂肪分3.6%


フロム蔵王低温殺菌牛乳は蔵王高原の自然豊かな牧場で毎日搾乳される良質な生乳をもとに、牧場に程近い工場で新鮮なうちに低温殺菌処理(63℃30分間殺菌)された自然の風味の牛乳です。
(豆知識)
1.低温殺菌法とは?
低温殺菌法は、フランスの細菌学者パスツールがワインの異常発酵を防ぐために発見した半熟煮の熱処理法で、50〜60℃で数十分間加熱してやるとその風味や品質を損ねることなくワインの有害菌だけを殺すことができたというものです。これにちなんでこの殺菌法をパスチャリゼーションと呼んでいます。
2. 理想的な殺菌法
母乳を煮沸して赤ちゃんに飲ませるお母さんがどこにもいないように、生乳が体に一番良いことは誰でも知っています。しかし、生乳を販売することは厚生省令で厳しく規制されています。 そこで、限りなく生乳に近い牛乳をつくるために、有害な病原菌だけを死滅させて有用な乳酸菌はもとより牛乳の栄養と風味を損なわない理想的な殺菌法としてパスチャリゼーションが採用されているのです。 一般の牛乳は超高温殺菌といって有害菌はもとより有用菌まで完全に死滅させています。
(主な殺菌法)
○低温長時間殺菌法(LTLT)・・・63℃30分間保持殺菌
  殺菌に時間がかかるが理想的な殺菌法
○高温短時間殺菌法(HTST)・・・72〜75℃で15秒間殺菌
  LTLTは時間がかかることから、これと同等の殺菌効果のある効率的な殺菌法として普及。欧米の殺菌法は主にこの殺菌法を採用
○超高温殺菌法(UHT)・・・120〜130℃2秒瞬間殺菌
  短時間で効率的に完全滅菌する殺菌法。日本の牛乳の95%はこの殺菌法を採用。
  ※低温殺菌と高温殺菌をまとめてパスチャリゼーションと呼びます。
3. 自然の風味
初めて低温殺菌牛乳を口にするとアッサリとしていてコクがないように感じられる方がいます。これは、一般の牛乳が120℃以上の超高温で殺菌しているために焦げ臭がついてしまい、これを牛乳のコクと思い込んでしまっているために低温殺菌牛乳のサラッとした味を薄く感じてしまうのです。 低温殺菌牛乳の味こそ最も生に近い風味なのです。
4. 取り扱いの注意
低温殺菌牛乳は前述のように、滅菌ではありませんから体に有用な乳酸菌が若干生きています。このため、商品の温度管理を誤りますと乳酸菌によって発酵してしまう場合があります。有用菌が生きている分、ご家庭での温度管理には充分ご注意ください。
5. 欧米の常識
日本の一般的な牛乳は歴史的な生い立ちから超高温殺菌が圧倒的に占めていますが、酪農文化の発達した欧米ではパスチャリゼーションが主流なのです。
(注)日本に酪農が導入された当初、日本の高温多湿な環境で搾乳される牛乳の乳質が劣っていたことと、牛乳を流通する際の冷蔵設備が整っていなかったことなどから、効率的にあらゆる菌を死滅させるUHTが主流となった。ただし、現在の日本は酪農技術が飛躍的に向上し、欧米に劣らぬ乳質となっています。

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